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ユルゲン・クロップ

ゲーゲンプレス生みの親、本当の強みは愛される人間性・スーパーモチベーター

監督経歴

選手時代に在籍していたマインツから監督キャリアが始まる。2001年から2008年まで指揮を取り、1部昇格、残留、降格のすべてを経験する。

2008年からはドルトムントの監督に就任し、見事な古豪復活を遂げる。特に香川真司を獲得した2010-11シーズンは香川含めた若手中心で勢いのあるサッカーで9シーズン振りの優勝を飾った。翌シーズンもリーグ連続無敗記録を塗り替えての連続優勝。

その後、2014-15シーズンは成績が低迷し辞任。2015年にリバプールの監督に就任する。

情熱的で選手のみならず人間性が誰からも愛されるキャラクターで、ドルトムントやリバプールの熱球的なサポーターからの支持も厚い。

主な戦術・フォーメーション

ゲーゲンプレスを生み出した男

マインツ時代からアプローチを試み、ドルトムント時代に花が咲いた、いわゆるトランジション時における強度の高いハイプレスカウンターサッカー。

当時のバルセロナのポゼッションや攻撃面ではなく、守備に着目し、独自に進化を遂げた戦術と言える。

飽きさせないトレーニング

プレスを徹底的に叩き込み、スタミナをトップコンディションに保つトレーニングだけではなく、脳神経を鍛える「ライフ・キネティック」やランダムにボールが飛び出し光るエリアに蹴り返す「フットボナウト」などを取り入れたりと飽きさせないメニューを組むことも有名である。

基本は433

特に前線の3枚がキモ。コースの消し方と追い込み方が徹底されている。そのため中盤が追随して迷わずプレスのスイッチが入れられる高い精度が落とし込まれている。

相手が後ろで何気なく出したゆるいショートパス一本に対して、逃さず連動した激しい追い込み方ができてしまうのはクロップならではの哲学とプレス戦術の真骨頂と言える。

プレスだけじゃないチームへ進化

リバプール就任後、プレスありきのリアクションのみではなくボールを保持した中で崩し点を取り切ることができるチームへ進化させており、見事CLを獲得。プレミアリーグでも最後の最後まで優勝争いを演じた。

戦術に人選ハマった時の破壊力は言うまでもなくトップオブトップ。新陳代謝もっとうまくできたらとか戦術の選択肢が増えたらとか細かいことはいろいろあるけど、これだけ愛されるモチベーターがいたらそらーみんな気持ちよく仕事ができて、みなついていくんでしょうな。上司にいてほしい。

監督データ

名前
name
ユルゲン・クロップ
Jürgen Klopp
国籍
country
ドイツ
生年月日
birthday
1967年6月16日
指揮チーム
team
2001-2008 マインツ
2008-2015 ボルシア・ドルトムント
2015- リヴァプール
マネジメント
management
キャラクターもありモチベーターとして相当優秀。上司にしたいランキングがあったら1位になりそう。
政治力
politicalpower
愛されキャラクターで人気者。クラブやサポとの関係は良好。
育成力
fostering
若手も接触的に起用。優秀な若手へのモチベートも秀逸。
補強力
reinforcement
明確なビジョンの元、適材適所を補強。若手中心。

その他データ

服装
dress
基本ジャージ。基本キャップ着用。
趣味
hobby
音楽はクラシックよりヘビメタ。

名言

彼はボールを持ち、パスをして、サッカーをすることを好む。それはオーケストラのようだ。ただ、それはサイレント・ソングさ。私はヘヴィーメタルのほうが好きなのさ。
http://news.line.me/detail/oa-rp82321/08a5e3367578

世界最高のバンドはなにか?私の母も父もこう言ったよ。『ナンバーワンは、ビートルズだ』とね
http://news.line.me/detail/oa-rp82321/08a5e3367578

参考URL

ユルゲン・クロップ – Wikipedia
「ゲーゲンプレス」って何? ソレはクロップの趣味が教てくれた!【比喩 Vol.42】