選手特性と狙いを噛み合わせる、流動性の魔術師
監督経歴
セリエCから監督キャリアをスタート。サッスオーロを率いてセリエBに昇格、その後セリエAのカリアリで評価をさらに高めたのち、ACミランやユヴェントスとイタリア一筋でキャリアを築き上げている。
コンテから引き継いだユヴェントスでの革命
当時セリエAを連覇していたユヴェントスの監督コンテが代表監督就任で突如辞任。その後を受けて世論の反発を受けながらも見事に連覇を継続し結果も残していった。ただ引き継ぎ、継続路線としたわけではなく、選手の入れ替えや配置も変え、戦術面でも改革に成功し、見事に進化させていった手腕は評価されている。
ロナウドの戦術アジャスト
基本的にはインテンシティもハードワークも求める監督だが、レアルから加入した守備に難のあるロナウドを戦術的にアジャストできたのはアッレグリの手腕も大きい。
戦術的に落とし込めているからこそ、サイドからトップに移動してもスムーズにメンバーの配置が変化できる。マンジュキッチやクアドラード、ディバラしかり選手の特性と狙いが噛み合った流動性そのものがユヴェントスの攻撃の軸と言ってもいいくらいである。
ピルロの後任として復帰
2021年、休養を挟み3年振りにユヴェントスに復帰した。 サッリ、ピルロと結果が出せなかったチームに、5連覇の手腕にかかる期待は大きい。
主な戦術・フォーメーション
4-3-3、4-3-2-1が多いが、選手の組み合わせや相手に応じて変化も見せる。コンテユーヴェを引き継いだ際は3-5-2が定着していたが、ミラン時代からの中盤ダイヤへ的確なタイミングでシフトチェンジした。選手特性の見極めに優れるアッレグリならではと言える。
2015/16シーズンベストメンバー
2018/19シーズンベストメンバー
監督データ
名前 name |
マッシミリアーノ・アッレグリ Massimiliano Allegri |
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国籍 country |
イタリア |
生年月日 birthday |
1971年11月3日 |
指揮チーム team |
2003-2004 ACアグリアネーゼ 2004-2005 SPAL 2005-2006 USグロッセート 2007-2008 USサッスオーロ・カルチョ 2008-2010 カリアリ・カルチョ 2010-2014 ACミラン 2014-2019 ユヴェントスFC |
マネジメント management |
選手個人もそうだがチームマネジメントに長けている |
政治力 politicalpower |
クラブと揉めることはない |
育成力 fostering |
どちらかというと若手育成もできる |
補強力 reinforcement |
ビッグネームを好む |
その他データ
服装 dress |
基本スーツ |
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趣味 hobby |
子どもたちと遊ぶこと、競馬 |
名言
監督はクラブの顔。試合でスーツを着ない指導者には罰金を科したいくらいだ
引用元:https://number.bunshun.jp/articles/-/839804