スペシャルワンのぶれない堅守速攻、コミットマネジメント
監督経歴
選手引退後、ポルトガルでスポーツ科学を勉強し、リスボンで体育教師やユースのコーチなどの職を経験。ポルトガルのスポルティングCPの通訳になり、アシスタントコーチとして本格的な監督キャリアが始まる。
アシスタントコーチとして、スポルティング、ポルト、バルセロナと渡り歩き、ボビー・ロブソンやファン・ハールといった監督との仕事を経験する。
2000年にベンフィカの監督に就任以降、数々の功績を残している。
異なる4カ国でリーグタイトル獲得、3大リーグでは史上初
欧州3大リーグ(スペイン・プレミア・イタリア)を優勝した初めての監督となる。ポルトガルリーグを含めて4カ国でリーグ優勝を決めたのは、トラパットーニなどに続いて歴代で4人目の偉業。
だいたい3年目くらいで崩壊フラグ
必ずタイトルを残す一方で、選手や監督と関係が悪化しチームが崩壊していく傾向があり、長期政権には向いていない。
相棒ルイ・ファリア
2001年ポルトガルリーグのウニオン・レイリアでタッグを組んで以来、マンチェスター・ユナイテッドまで数々のタイトルを獲得。チェルシーとの交渉時、既存スタッフを受け入れるが、ルイ・ファリアの加入だけは譲れない条件として要求したという位、信頼されている存在だった。家族との時間を考えてモウリーニョの元を離れ、そしてユナイテッドを去っていったシーズンは目に見えてチームも崩壊してしまいモウリーニョも就任最後となってしまう。
私は特別な存在だ(Special One)
チェルシー監督就任時の名セリフ。他にも記者とのやり取りで挑発的な発言が多いことで有名。
主な戦術・フォーメーション
堅守速攻
特にチェルシー時代が印象的だが、基本的に433が多い。特に守備面でのハードワークが求められ、攻撃はシンプルで手数をかけずにフィニッシュまで持っていく。1点を守りきるならエトーだろうがドログバだろうがサイドバックの位置で守備に回す。
コレクティブより個人で打開
コンパクトに距離を保ちポゼッションして崩すサッカーではないため、攻撃的なコレクティブなパターンは多くない。結果、個々の選手のパフォーマンスと連携向上がキモになっている。得点数より失点数のサッカーに徹底している。
ポルトガル発祥「戦術的ピリオダイゼーション」
モウリーニョやルイ・フィリアが取り入れた包括的なゲームモデルのことを指す。しかし、具体的に説明することが難しい、思考や哲学的な概念でもある。
監督データ
名前 name |
ジョゼ・モウリーニョ José Mourinho |
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国籍 country |
ポルトガル |
生年月日 birthday |
1963年1月26日 |
指揮チーム team |
2000 ベンフィカ 2001-2002 ウニオン・レイリア 2002-2004 ポルト 2004-2007 チェルシー 2008-2010 インテル・ミラノ 2010-2013 レアル・マドリード 2013-2015 チェルシー 2016-2018マンチェスター・ユナイテッド 2019- お休み中 |
マネジメント management |
強烈なリーダーシップで燃料投下。コミットできない選手は容赦なく干す。 |
政治力 politicalpower |
我が強く、関係が悪くなるともめにもめる。 |
育成力 fostering |
ほぼなし。下部組織上がりなどの若手を積極的に使ったりもしない。 |
補強力 reinforcement |
微妙。サラーはデ・ブライネのように芽が出ないパターンも目立つ。 |
その他データ
服装 dress |
スーツ多め。ジャージも着る。スーツ姿いけてる。 |
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趣味 hobby |
テニス |
名言
オムレツは卵なしに作ることはできない。オムレツは卵の鮮度に依存する。
引用元:https://qoly.jp/2015/10/13/football-manager-7-philosophical-quotes
自分を特別な存在(special one)だと思っている
引用元:https://www.afpbb.com/articles/-/3013153
参考URL
ジョゼ・モウリーニョ – Wikipedia
モウリーニョ、史上最大の分岐点。「右腕」ルイ・ファリアの旅立ち